インテリアデザイン
「Pacific Furniture」と「五感を楽しむ空間」をいかに表現しているのか。
「Pacific Furniture」の表現方法として壁と天井にコンクリート打ち放し面と塗装壁の面をバランスよく配置し、空間に欧米的な印象を与えつつ、「和」と「リゾートスタイル」の要素を取り入れても気持ちのいい距離感と緊張感を持たせる要素として造り付け家具・フローリング・照明などに職人的な質感を取り入れている。
1階の受付カウンターは、接客面側を全て大田区羽田の革職人による滑革張りにし、高級感を持たせ経年変化と共に空間に質感を与える。そのカウンターがある床の部分には一部、タイより直輸入した樹種の異なる床材をバランスよく混ぜて張ることでリズム感のある質感を与えている。これらの要素に奥行きを持たせるため一部壁面に天井が奥まで連続するような錯覚を起こす装置を間接照明と共に設けている。
2階は1階に比べて2倍程広く、薄暗いため目黒通り沿いの銀杏が奥行きのある鮮やかな景色を見せる。この景色を空間全体の素材にするため道路側より奥に水周りとカフェを配置しそれ以外をホールとした。ホールは空間を仕切る壁を一切省き、代わりに家具やラグマットなどで視覚的に区切る方法をとっている。ここで問題になるのがいかに視覚的に区切るかである。その解決として床をコンクリートにクリアー塗装のみでわざと無機質にし、家具配置やラグマットの色が生える効果を生むと同時に多様なテイストに馴染む空間になりショースペースの幅を持たせた。さらに幅を持たせるためガラス職人によるペンダント照明や壁のプロジェクター映像を採用した。
「五感を楽しむ空間」を体感出来る空間にするため、音響デザイナー、ハーブコーディネーター、フードコーディネーター、映像プロデューサーとのコラボレーションにより空間に臨場感を与えている。
以上のことにより、目黒店のデザインコンセプト「Pacific Furniture」と「五感を楽しむ空間」を融合し、表現している。
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